日の出光学5×20-A4

 私は、普段星を見るのに、キャノンIS双眼鏡10×42L IS WPを使っています。目に乱視があるので、双眼鏡の見口を簡単に加工して、テレビューのディオプトロクスを付けています。(4,5枚目写真)また、カメラ用の52mm径ゴムフードも付け、迷光対策をしています。光学性能が高く、星像も良いので、満足感がとても高いです。しかし、自宅での使用や、車での遠征では気にならないのですが、電車や徒歩での移動となると、1Kgを超える重さはやはり肩にずしっときます。

 そこで、軽量な双眼鏡として購入したのが、日の出光学5×20-A4です。以前、同じ口径、同じ倍率の日の出光学双眼鏡を購入したことがありました。黒いラバーで覆われた外観でした。今回5×20-A4を手にして驚きました。広々とした視界、明るくシャープな像。全てにおいて次元が高いです。改良が重ねられていることがよく分かります。

 5×20-A4のスペックは、口径20mm、倍率5倍。実視界は、なんと11度。アイレリーフも16mmあります。レンズとプリズムは、共に全面マルチコート。また、最短合焦距離は2m。美術館でも使えます。これで税、送料込みで13900円。

 実は、私が購入したのはアウトレットクラスB(税、送料込みで9980円)です。アウトレットの理由は分かりませんが、おそらく内部の金属部の塗装ムラが原因なのだろうと思います。もちろん、実害はありません。

 外観は可愛いのですが、性能はすこぶる高い逸品です。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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