テレコンビノ

 今回ご紹介するのは、テレコンビノです。

 笠井トレーディングのワイドビノが始まりの広視野ガリレオ式双眼鏡。続く商品がビクセンからも販売され、天文愛好家にはこのタイプの双眼鏡は馴染み深いものとなっています。私もかつて、評価の高いニコンテレコンバーターTC-E2を使ったテレコンビノを自作し、使用していました。確かによく見えましたが、大きくて重かったです。そこで、3~5枚目にある、ケンコー製テレコンビノ(口径56mm、320g)をヤフオクで入手し、現在使用しています。ニコンのテレコンより性能は劣るかもしれませんが、夜間の使用には十分だと感じます。横幅が120mm、縦が60mm、厚みが40mmと小ぶりなのもいいところです。このテレコンビノの製作者は、ご自分でアルミ板を全て加工され、極小ビスを使って作製されています。工作精度はとても高いです。カッティングシートや目当てのフエルトは、私が貼りました。

 この種のガリレオ式双眼鏡は星座観望にはぴったりです。オリオン座やさそり座、カシオペア座、北斗七星等がすっぽり視野に収まるのは気持ちが良いものです。おまけに、1~2等暗い星が見えるので、とても重宝します。

 

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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