1935年1月25日の大火球

柴田淑次氏の報告

 「大火球の跡を尋ねて 昭和10年2月20日 静岡県志太郡吉永村海岸にて 目撃の漁夫2人より当時の状況を聴取す 柴田理学士 清水 吉永小学校戸塚氏 名古屋新聞通信員 及 清水店員柴田(同人撮影)」

 「昭和10年2月18日 柴田理学士来訪(1月25日夜の火球調査の為) 3日迄滞在中

撮影 柴田氏 僕 長男 慧一」

(引用)

柴田淑次(1935)「昭和十年一月二十五日の大火球,東亞天文協会,天界15(172):375-379

(写真は伊達英太郎天文資料より)

*4枚目写真の崩し字の解読は、柴田哲男様(三木古文書研究会)にしていただきました。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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