2019年3月になったので、バックヤードプロダクツに、正式にGFRP(グラスファイバー強化樹脂)鏡筒の製作を依頼しました。それと同時に、簡単な設計図や各種部品を準備し始めました。GFRP鏡筒一式(筒先蓋、鏡筒2本、フック型ファスナー3個、主鏡セル、メンテナンス窓、鏡筒延長加工、鏡筒内遮光塗装、その他加工費)で約52000円。良心的な価格だと思いました。
1,設計図(写真1.2)
製作を依頼するにあたって、実物大の光路図を書きました。縮尺すると実際の感じが分かりにくくなるので、実物大にしました。特に、斜鏡の位置が決まっているので、鏡筒の長さをいくらにするかを決めるためにも必要な作業です。
2,斜鏡・斜鏡スパイダー・斜鏡ホルダー(写真3,4)
斜鏡は、西村製作所製のオリジナルのものを継続して使用することにしました。(短径30mm長径42mm)斜鏡スパイダーは、4本足のVANE型(飛行機の翼のような形状)、斜鏡ホルダーは斜鏡貼り付けタイプを選びました。いずれも、笠井トレーディングで購入。遮光塗装は、アサヒペンスエード調スプレー(マットブラック)を使用しました。
3,接眼部(写真5)
眼視用途なので、軽量なヘリコイドタイプなども考えました。しかし、ドブソニアン望遠鏡(Ninja320)で使っている、フェザータッチ接眼部(米Starlight Instruments社製)の快適さが念頭を離れず、高価でしが購入を決意しました。繰り出し量は38mm。今は品薄で、予約から購入まで60日かかる。(後日CMOS撮像を始めたことから、この決断は大正解でした。)
4,ファインダー(写真6,7)
導入をしやすくするために、ドットファインダー(国際光器バーダースカイサーファー3)と7倍50mm(タカハシ製、5000円ほどで購入したジャンク品を整備しました。ファインダー鏡筒黒カッティングシート貼り、ファインダー台座黒塗装。)の2個のファインダーを付けることにしました。
5,鏡筒バンド・アリガタ(写真8)
鏡筒径176mm用の鏡筒バンドと、330mmのアリガタを購入しました。鏡筒が1500mmほどになるので、持ち手をアルミパイプで自作しました。鏡筒バンドとアリガタも、笠井トレーディングで購入しました。
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