アイピースリボルバー(2)

 2019.11.23現在、販売中のアイピースリボルバーをご紹介します。国際光器が販売している、バーダーQターレットアイピースリボルバーです。Kson製と同様、回転部はプラスティック製、スリーブ部はアルミ製です。重量は151g、4個の31.7mmアイピースを付けることができます。税込で7271円です。

 前回ご紹介したKsonのアイピースリボルバーとの違いは、クリック感がしっかりしていることです。Ksonのリボルバーは、2箇所のクリックは割合しっかりしていますが、残り1箇所が少し曖昧です。7枚目の写真を見ると、切れ込みのプラスティック部品がとても小さいことが分かります。それに比べてバーダー製は、2箇所でしっかり切れ込みに入っているのが分かります。(3枚目写真)また、回転部裏側の止めネジの処理も違います。K son製(7枚目写真)はボルトが飛び出ていて、接眼部に取り付ける際、少し邪魔になりそうです。バーダー製のボルトは、埋め込み式になっています。

 バーダーQターレットアイピースリボルバーに、顕微鏡用アイピースとASP30mmを付けてみたのが3枚目写真です。実際に使ってみると、ASP30mmだけが重くて、バランスが悪かったです。バーダーQターレットアイピースリボルバーには、軽量のPLやOrタイプのアイピースを付けることが合っているようです。

 星見屋というショップでも、アイピースリボルバーを販売しています。オールアルミ製で、作りはしっかりしているようです。4個の31.7mmアイピースを付けることができますが、30000円ほどします。(Qターレットを1年近く使ったところ、「ピチッ」という音と共にクリック部が2ヵ所共割れてしまいました。国際光器が1年未満ということで新品と交換してくれましたが、長く使うには不安です。)


 

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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