水星(東方最大離角)

 2020年2月10日は、水星の東方最大離角(太陽から東側に最も離れること)の日でした。南南西の空の低い所(高度8度)に見えるということでしたので、その前日(2月9日)の18時ごろ、家の近くの高台に行って水星を探してみました。

 金星と太陽を結ぶ線の低い空を双眼鏡で探すと、キラッと光る星(水星・光度0.5等)が比較的簡単に見つかりました。金星の輝きを小さくした感じです。雲がちょうど水星の位置の目印になりましたので、i Phone(5S)で写真を撮りました。下の2枚は、パソコンで加工して、水星を見やすくしました。

 内惑星である金星と水星は、太陽からあまり離れた場所に見ることはできません。特に水星は、太陽から大きくは離れないので、見るチャンスが少ないです。ですので、見ることができたら、得をした気分になります。それと共に、宇宙空間から、金星・水星・太陽を眺めているような気分になります。

(参考:アストロガイド2020、(株)アストロアーツ)

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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