2019.05.26 06:52ピラー 自宅で気軽に星を見たいと思い、デッキの片隅にピラーを設置しています。これは、「完全図解天体望遠鏡を作ろう」(えびなみつる著、誠文堂新光社)に紹介されていた、八ヶ岳のペンションの記事(P.72)を参考にしました。アルミパイプは、ビクセン製ピラーと同じ規格(外径114mm肉厚3.5mm)の物をネットで購入しました。そして、セメントの土台(2枚目写真)の中に埋設しました。共振防止のため、パイプの中にもセメントを入れています。 このピラーの先端に、「COSMOの天文工房」で販売している「赤道儀架台用交換式マウント(EQ6ピラー用)」のベースマウント部(3,4枚目写真)を取り付けています。使用していない時は、プラスティックのカバー(ただのゴミ箱です^^;)を被...
2019.05.18 00:25月齢7.2 上の写真は、2019年5月12日に撮像しました。この日は月齢7.2で、シーイングはとてもよかったです。 GFRP15cm反射望遠鏡(中村鏡)は、赤道儀の設置調整(ピラーの水平出し、極軸の向きの修正等)や、鏡筒の調整(専用の接眼部が未着のためNinja320からの借り物、ファスナー錠の強度不足による鏡筒のねじれ等)がまだまだ必要な状態です。しかし、2019年内に鏡筒が完成したらいいなと思っていましたので、全ての点で慌てないようにしています。 自分用として、モータードライブ付きの赤道儀を持つのは初めてです。今まで必要を感じなかったのですが、高倍率での観望ではやはり必須のようです。 月は国際的に高地が南、低地(氷の海の方向)が北と決まっています。上の写真は...
2019.05.13 00:45アポロ11号 2019年は、アポロ11号の月着陸から50年目の年にあたります。米ソの対立から生まれたアポロ計画でしたが、アポロ12号以降は、月の科学的な探査に目的がシフトしていったことは、一般的にはあまり知られていないようです。 2019年5月11日の星空ウォッチングは、アポロ11号の月着陸地点である「静かの海」付近を、クック望遠鏡でお客様に見ていただくことにしました。薄明が残る中、月齢6.2の月を担当のスタッフの方と一緒に見ながら、着陸地点付近の地形、クレーター等を確認していきました。 「鳥の頭を横から見たような形が、トリチェリ。鳥だからトリチェリ。覚えやすいよね。」「マスケリンの南東にあるのが、アラゴ。」「アラゴとトリチェリを結んだ真ん中あたりが11号の着陸地...
2019.05.05 09:35宮本 正太郎氏 宮本正太郎氏は、1912年(大正元)尾道市の生まれです。1933年(昭和8)3月に旧制姫路高等学校を卒業、山本一清氏の強い勧めもあり、同年4月に京都帝国大学理学部宇宙物理学科に入学しました。(旧制姫路高等学校3年生の時には、花山天文台で観測実習を行なっています。)1936年(昭和11)3月同大学卒業、卒論のテーマは「相対性宇宙論」でした。その後、1943年(昭和18)に、京都帝国大学理学部助教授、1948年(昭和23)に京都帝国大学理学部教授に昇任しました。1958年(昭和33)から1976年(昭和51)まで、花山天文台長を務めています。 宮本氏は、月・惑星の観測的、理論的研究に専念し、1968年(昭和43)には服部昭氏、中井善寛氏の協力の下、飛騨天...