2022.05.21 08:09土星の白斑 1933年(昭和8)8月、土星面に巨大な白斑(発見者は、イギリスの有名な喜劇俳優ウィル・ヘイ等)が出現しました。土星本体の1/10位の巨大な白斑でした。これはそれを告げる、射場天体観測所からのニュースです。コペンハーゲン国際天文中央局から東京天文台に入電した内容は、京都帝大・東北帝大・水澤緯度観測所・射場天体観測所に原文のまま転送されました。射場天体観測所は海外では天文台として認識されていました。 「コペンハーゲン国際天文中央局 国際天文学連合 通達第446号 土星の白斑 シャプレー教授からの電報によると、米海軍天文台のヘルウェグ大尉が電報で次のように伝えている。 土星の赤道付近に、惑星直径の約10分の1の大きさの大きな白い斑点が確認された。グリニッ...