2022.05.21 08:09土星の白斑 1933年(昭和8)8月、土星面に巨大な白斑(発見者は、イギリスの有名な喜劇俳優ウィル・ヘイ等)が出現しました。土星本体の1/10位の巨大な白斑でした。これはそれを告げる、射場観測所からのニュースです。射場氏は、東京天文台から、直接外伝を受け取っていました。
2020.06.21 09:34射場天体観測所(2) 射場天体観測所で最大口径のイギリス・リンスコット製12インチ(約30cm)反射赤道儀です。この望遠鏡も、他の機材や資料と共に、1946年に機材不足の東京天文台に寄贈されました。ただ架台が弱く、研究用には向いていなかったようです。(カルバー46cm反射赤道儀もそうですが、当時は眼視用としての赤道儀の役割が強かったようです。) 中村要氏が、リンスコットについて述べている文章がありますので引用します。「英国に於いて反射望遠鏡は最もよく普及し、素人の器械として最も活用されているが、カルバーの優秀なる技術の為、カルバー独占の様な感があり、製作者の名は現れていない。1900年以前に於いては、Jones或はLinscott等が知られ、特にLinscottの鏡は19...