2023.02.23 05:43柿岡地磁気観測所 1941年(昭和16)頃、横浜すばる会が訪問した、柿岡地磁気観測所の様子です。 「日本における地磁気定常観測は、第1回国際極年観測(1882年~1883年)を契機に1883年(明治16年)東京市(当時)赤坂で始められました。その後柿岡(茨城県石岡市)に移転し、地磁気観測所として、1913年(大正2年)1月から現在まで、約100年の間継続して地磁気観測を行っています。 地磁気観測所は、気象庁に所属する機関(施設等機関)の一つとして、地球磁気、地球電気に関する観測および調査を担当しています。柿岡に本所、大空町女満別(北海道)と鹿屋市(鹿児島県)に、それぞれ女満別観測施設、鹿屋観測施設を置き、世界各国の観測所と連携しながら、地磁気の定常的な観測を行っていま...
2023.02.19 04:54戦前のアマチュア天文家(3) 2枚の写真は、親里観測所で撮影されたものです。 撮影者の西尾利夫氏(山口県)は、変光星観測や天文計算を行いました。後年、ミノルタプラネタリウムに入社しました。
2021.08.05 01:441941年(昭和16)の火星スケッチ(8) 今回は、中野繁氏(1918-2011)の火星スケッチをお送りします。 東星会の中心メンバーだった中野氏は、1943年(昭和18)9月、軍医として出征しました。主要メンバーが次々と抜ける中、東星会は事実上活動を休止し、会報「東星」は、1943年(昭和18)9月に、7,8合併号をもって終刊しました。 4~6枚目のスケッチは、服部博氏の20cm反射望遠鏡を使って描かれました。 下の写真は、1942年(昭和17)年頃の中野繁氏です。
2021.05.15 01:011938年(昭和13)の惑星スケッチ(1) 1938年の惑星スケッチ1回目は、中野繁氏(1918-2011)です。中野氏は、当時東京慈恵医大の学生でした。後年、「星雲星団の観測」「月面とその観測」「四季の天体観測」「全天恒星図」「標準星図」といった著作を残されたことでも有名です。