1937年(昭和12)に始まった日中戦争が続く中、1939年には、第二次世界大戦が始まりました。いよいよ時代は困難さを増していきます。
東亞天文協会遊星面課火星観測陣にとって、1935年に共同観測を開始してから、初めて迎える火星大接近でした。この時の接近は、最接近が7月28日(衝は7月23日)、距離5799万Km、視直径24.1秒でした。しかし、火星の赤緯が-26°あまり、南天低いやぎ座の中にあったので、シーイングの点では不利でした。
共同観測の参加者は27名、若い観測者も進出し、戦時中でしたが盛況でした。
1回目は、坂上務氏です。
(参考文献)
日本アマチュア天文史,日本アマチュア天文史編纂会,恒星社厚生閣,1987,P57
(資料は全て伊達英太郎氏保管)
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2021.05.23 12:17
2021.05.23 10:26