今回は、1941年(昭和16)10月10日に撮影された月面写真をお送りします。
木辺氏の各乾板には、「A◯」のように番号がふられています。今回は、A8,A16です。31cm反射望遠鏡、焦点距離240cm、直焦点で撮影されました。
クオリティーが不良と書かれています。おそらく露出不足が原因だと思われます。しかし、現代では、簡単に画像を調整するだけで、ある程度の画質に回復します。デジタル技術の凄さを感じますね。
(尚、この乾板は元々2枚が癒着していました。水を乾板の癒着面の隙間に慎重に入れ、ゆっくり引き離すようにしました。そのため、乳剤の剥がれや傷、文字の消去が起こっています。ご了承ください。)
(乾板写真は、伊達英太郎氏保管)
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