東亞天文協会黄道光課員一覧(1932年2月14日)
黄道光は、天球上で太陽近傍を中心に黄道面(地球軌道面)に沿って観測される淡い光の帯のことです。黄道光は、よく晴れた春の夕方の西空や秋の早朝の東の空で観測しやすい天文現象です。黄道面付近には、彗星からの放出や小惑星同士の衝突で生成されたダストが漂っており、それらが太陽光を散乱させます。なお、太陽と正反対の方向で見られるものは対日照と呼ばれます[1] 。
古川龍城氏の「黄道光観測法」が「天界」に掲載されたのは1921年(大正10)のことです。古川氏は、すでに1911年(明治44)頃から黄道光を観測していました。
天文同好会に黄道光課が新設されたのは1927年(昭和2)、そして1931年(昭和6)から黄道光課長となったのが荒木健児氏(1902-1980)でした[2] 。
上は1932年(昭和7)2月14日に発行された「黄道光課員一覧」です[3] 。
課員35名、顧問7名、合計42名になります。顧問には、野尻抱影氏・三澤勝衛氏・山本一清氏・中村要氏等の名前が見られます。
(参考文献)
[1] 黒田敏正(2012)『天文学辞典 シリーズ現代の天文学別巻』,日本評論社
[2] 日本アマチュア天文史編纂会(1987)『日本アマチュア天文史』,恒星社厚生閣:145-158
[3] 荒木健児(1932)『黄道光課課員一覧』,倉敷天文台
(資料は伊達英太郎氏天文蒐集帖3より)
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2022.04.17 22:21
2022.04.17 12:47