TSN-883 PROMINAR

 軽量・コンパクト・高性能、そして最後?になっても良い望遠鏡として購入しました。先に購入したズームアイピース(TE-11WZ PROMINAR,25〜60× WIDE ZOOM)の驚異的な性能に触れ、迷わずTSN-883 PROMINAR(傾斜型)を購入しました。

 フィールドスコープは、バードウォッチャーの世界では直視型が一般的ですが、天体を中心に見る場合はやはり傾斜型が便利なようです。

 雲台はビデオ用のマンフロット701HDV、三脚はスリック700DX-AMTを使用しています。マンフロット701HDVは、バードウォチングやデジスコでもよく使われている、ベストセラー雲台です。現在は、MVH500Aが後継機種として販売されています。この雲台(パーン棒なし)と三脚、ヤフオクで3900円(送料含む)で入手することができました。

 この雲台に本来の方向でTSN-883 PROMINARを付けると、天頂付近を見ることができません。そこで、本来とは逆の向きにTSN-883 PROMINARを雲台に装着し、雲台の動き(勝手に上を向く)を抑えるために、主鏡側に小さなウェイト(約420g)を付けました。また、パーン棒取り付け部に、古い小型三脚の棒を加工して付けました。

 スコープの左側には、スカイサーファー3を付けています。

 口径88mmフローライト屈折+45°正立プリズム+ズームアイピース(25~60倍,1.6倍エクステンダーTSN-EX16を使うと40~96倍)+雲台+三脚で約5.7Kg。

 顕微鏡・フィールドスコープ・デジタルカメラ・・・、望遠鏡以外の製品の進歩は著しいですね。

(2022.4月現在、新製品の登場により、TSN-883 PROMINARは底値のようです。関連部品も在庫僅少です。)

(追記)

 バーダーソーラーフィルターをダンボール枠に貼り、TSN-883で撮影しました。巨大黒点が出現しています。(2022.4.17,11:53,iPhone7)

 その後、ウェイト棒を20cmぐらいに伸ばしました。

 更にスコープ取り付け部を、1/3ほど前よりに移動させました。これにより、垂直軸のテンションを緩めにしても、ほぼフリーストップ状態の使い勝手になりました。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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