顕微鏡写真(1)

 伊達英太郎氏は、1928年(昭和3)に、「科学少年」という冊子を発行しています。内容は天文に関することが中心でした。伊達氏僅か16歳の時です。

 写真は、その後、1929年(昭和4)3月に発行した「銀河」(大阪少年科学同好会会誌)です。内容はやはり天文に関することがメインですが、顕微鏡による観察記事も多く見られます。

 伊達氏の興味関心の広さや深さは、計り知れないですね。

 面白いことに、大阪少年科学同好会では、少年スポーツ同好会の活動もしていたようです。

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • double_cluster

    2022.09.02 23:35

    コメントをありがとうございます。伊達資料のすごいところは、文書を裏付ける高画質の写真(乾板)が残されていることですね。戦災によって失われず、今日に存在していることが奇跡です。今後も公開を続けますので、どうぞよろしくお願いします。
  • manami.sh

    2022.09.01 22:19

    公立機関にも所蔵されていないものであり、たいへん貴重なものだと思います。少年科学同好会の類は雑誌「子供の科学」の影響が大きいと思います。各地に設立されていますし、この頃の「子供の科学」に投稿が載っています。大阪にも、科学愛好家の団体がいくつかあつたようです。引き続き、よろしくお願いします。