やっと、秋・・・

M15,M31,M33,NGC7293,7331,海王星,

 もの凄い暑さもやっと一段落。朝夕が過ごしやすくなりました。気がつけば、星空は秋を迎えつつあります。久しぶりにSeestar S-50を出動させました。

 M15(NGC7078)は、ペガスス座ε星の北西約4°に位置する球状星団(視直径12.3'、6.4等級)です。右斜め下の恒星は6等級です。芯がしっかりとした球状星団です。

 M31(NGC224)の中心部分です。視直径が178'-63'と大きいので、Seestar S-50の写野からはみ出しています。中心部分から右斜め上に暗黒帯が見えます。3.5等級です。

 M33(NGC598)は、アンドロメダ座β星の南東約7°に位置するSc型銀河(視直径62'-39'、5.7等)です。北海道の十勝岳温泉で、肉眼で見えたことを覚えています。M33は大きいのですが、双眼鏡でも望遠鏡でも、「ボー」としか見えません。自宅でこれだけ写ればすごいことです。

 NGC7293は、みずがめ座δ星の南西約7°にある惑星状星雲(視直径12.8')です。数ある惑星状星雲の中で最大の大きさです。見てみたい惑星状星雲でした。

 NGC7331は、ペガスス座β星の北西約9°にあるSb型銀河(視直径10.7'-4'、9.5等級)です。天の川銀河と、タイプも大きさも似ています。NGC7331の南30'ほどのところに、ステファンの五つ子といわれる銀河団があります。

 うお座で衝を迎えている海王星(約8等級)です。青っぽい色をしています。間隔をあけて撮影をすれば、海王星の移動を確認できますね。

(参考文献)

星雲星団ウォッチング,浅田英夫,地人書館,1996

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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