2019.10.27 05:44火星(ピッカリング著) 本書は、1924年(大正13)に発行されました。著者は、W.H.ピッカリングです。兄はE.C.ピッカリングで、1876年から42年間、ハーバード大学天文台長を務めた人物です。 W.H.ピッカリングは、兄の要請で、ペルーにハーバード大学ボイデン観測所を作りました。写真星図のための撮影が主な仕事でした。しかし、W.H.ピッカリングは、その要請に応えなかったようです。 W.H.ピッカリングは、ペルーを去った後、ローウェル天文台(火星観測で有名)の設立を助けたり、ジャマイカに作った天文台で、惑星観測や写真撮影を始めたりしました。国際火星観測連盟の主催者でもあります。(中村要氏も、1924年に国際火星観測連盟のメンバーになり、1931年まで火星スケッチを送って...
2019.10.20 07:11アイピースリボルバー(2) 2019.11.23現在、販売中のアイピースリボルバーをご紹介します。国際光器が販売している、バーダーQターレットアイピースリボルバーです。Kson製と同様、回転部はプラスティック製、スリーブ部はアルミ製です。重量は151g、4個の31.7mmアイピースを付けることができます。税込で7271円です。 前回ご紹介したKsonのアイピースリボルバーとの違いは、クリック感がしっかりしていることです。Ksonのリボルバーは、2箇所のクリックは割合しっかりしていますが、残り1箇所が少し曖昧です。7枚目の写真を見ると、切れ込みのプラスティック部品がとても小さいことが分かります。それに比べてバーダー製は、2箇所でしっかり切れ込みに入っているのが分かります。(3枚目...
2019.10.19 05:29アイピースリボルバー(1) このアイピースリボルバーは、以前、笠井トレーディング等で販売されていたのと同じ物かと思います。特徴は、ターレット部がプラスティック製で軽量(94g)なことです。スリーブ部は、アルミ製です。精度はどうかなと思っていたのですが、実際に使っても問題はありませんでした。 アイピースレリボルバーには、顕微鏡用の接眼レンズを付けています。顕微鏡用の接眼レンズ(スリーブ径30mm)は、望遠鏡用よりもスリーブ部が長いので、リボルバーの回転部と接触しないように、5mm幅ぐらいのゴム板をスリーブ部に付けています。(5枚目写真) ターレット部がプラスティック製のため、重い接眼レンズを付けることには、あまり向いていないかもしれません。顕微鏡用の接眼レンズは軽量なものが多いた...