2022.04.27 07:57岩橋善兵衛(1) 岩橋善兵衛(1756~1811)は、大坂和泉貝塚の人です。江戸時代の代表的な望遠鏡製作者で、岩橋家は明治まで5代にわたり、望遠鏡製作を続けました。子孫は、現在大阪心斎橋で株式会社岩橋(時計・宝石等販売)を経営しています。 伊達英太郎氏の生家の「てんぐ履物舗」(1895年〜2011年)は、岩橋時計店とは向かい合わせの位置関係にありました。
2022.04.24 07:00星団星雲巡礼(中) 福井實信氏の、「星団星雲巡礼」(中)をご紹介しました。手元には、「THE MILKY WAY」1~6巻があります。これ以後「THE MILKY WAY」が発行されたのか、それとも廃刊になったのかは分かりません。福井氏の「星団星雲巡礼」(下)は未発見です。
2022.04.23 05:28星団星雲巡礼(上) 野尻抱影氏が推奨していた、福井實信氏(ふくいさねのぶ、1916~2009)の「星団星雲巡礼」をご紹介します。 写真は、1934年(昭和9)の福井實信氏(左から2人目)です。福井氏は、後年東亜天文学会理事を務め、神戸海洋気象台から神戸市立青少年科学館へのクック25cm屈折望遠鏡移譲にも尽力されました。
2022.04.23 04:28太陽がシミだらけ 2022.4.23、7:58に撮影した太陽です。コーワTSN-883+TE-11WZ+iPhone7で撮影しました。 家内に「100%安全だから。」と言って見せると、「うわー、太陽がシミだらけ。」と返ってきました。「女性なら、みんなそう思うわ。」なんだそうです。
2022.04.21 09:57野尻抱影氏(2) 1932年(昭和7)10月6日消印のハガキです。送り主は、冥王星の名付け親としても有名な野尻抱影氏(のじりほうえい、1885~1977)、宛先は伊達英太郎氏(1912~1953)です。 野尻抱影氏の著書には、「日本星名辞典」・「星三百六十五夜」等、有名なものが多数あります。実弟は、大佛次郎賞で有名な、大佛次郎氏(おさらぎじろう)です。 達筆な崩し字でしたが、分かる範囲で判読してみました。 『拝啓 「ミルキー・ウェイ」 有難く 落手 立派な出来栄えと 感心致しました。岩橋善兵衛のことは 僕も「閑田次筆」(かんでんじひつ)から 度々引用しましただけに興深く拝読しました。福井氏の「星雲星団巡礼」の 熱心な担当を 推奨します。いつも熱心に 一部のファンを 率...
2022.04.20 05:40黄道光(2) 1932年(昭和7)10月7日発行の黄道光課通信(17)には、B4用紙5枚に亘って中村要氏の追悼文が掲載されました。すでにご紹介した文もありますが、ここでは全文を掲載します。 1920年(大正9)に発足した天文同好会にとって、中村要氏の逝去は大きな試練になりました。しかし、この事は、1938年の山本一清氏京大退官、そしてその後の東亞天文協会の混乱の端緒であったようにも思います。
2022.04.20 05:07賑やかな太陽面 2022.4.20、9:17にコーワTSN-883で撮影した太陽です。巨大黒点群が出現しています。撮影カメラはiPhone7です。太陽面半分左下に、太陽フィルターとレンズの間で発生したゴーストが写っています。
2022.04.19 09:26ピンクムーン 2022.4.17、22:05に撮影した月齢16.3の満月(実際には3:55が満月)です。4月の満月は、ピンクムーンと呼ばれています。まさに、花が一度に咲く春を思わせる名前です。
2022.04.17 07:16月面図 1932年(昭和7)9月3日、倉敷天文台技師の荒木健児氏から伊達英太郎氏に送られた手紙です。読み取った内容は以下の通りです。 「御手紙をいただきました。 月面図は1枚2銭(現在の貨幣価値に換算すると約14円)ですが、送るのがうるさい(煩わしい?)のです。ともかく1枚同封します。このように折るのは嫌ですから、ボール紙で筒を作って入れる(古賀恒星図を京都から送って来る要領)つもりでいます。 私うっかりして筒の注文が遅れて(予定価格は決まっています)相すみません。 送費が少なくとも4銭(同約28円)いります。これ以上かかる時は、まあいい意味の欠損ですね。 切手は御預かりしています。切手は黄道光課の通信でとてもたくさん入り用ですから(2銭切手)一割増などの必...
2022.04.17 05:56明石市立天文科学館 1960年(昭和35)6月10日開館の由緒ある科学館です。1995年(平成7)の兵庫県南部地震(阪神・淡路大震災)では、大きな被害を受けました。搭最上部に設置してあった、Nikon15cm屈折赤道儀は倒壊、塔にも大きな亀裂が走りました。 3年2ケ月の復旧工事の後、1998年(平成10)3月15日、リニューアルオープンしました。旧東ドイツ・カールツァイス・イエナ製のプラネタリウムも復活しました。