ローソップ島皆既日食(8)

 ローソップ島における東京天文台早乙女台長及びシーロスタット

 20cm及び16cm望遠鏡と竹田氏,小野氏,窪川氏

 コロナグラフと窪川氏

 レオール島に於ける京大の長さ5m半の望遠鏡

 コーン博士と観測設備

 「天文月報」(1934年3月号)の日食関係の報告については、「ローソップ島皆既日食(3)」で、お知らせしました。今回は、「天文月報」(1934年3月号)に記された、内地での部分日食の写真や観測の様子についてお知らせします。

 静岡県の清水真一氏(知新観象䑓)による日食連続写真と観測風景です。

 木辺成麿氏による食甚12%の部分日食写真です。

 伊達英太郎氏撮影の部分日食写真です。

 河野桃太郎氏による日食連続写真です。(アサヒカメラ昭和9年3月号より、伊達氏保存)

 内地は天候に恵まれなかったようですので、部分日食の連続写真は貴重ですね。

(引用)

天文月報第27巻第3號,日本天文学会,1934.3

(清水氏・木辺氏・伊達氏の天体写真は伊達英太郎天文写真帖より)

中村鏡とクック25cm望遠鏡

2016年3月、1943年製の15cm反射望遠鏡を購入しました。ミラーの裏面には、「Kaname Nakamura maker」のサインがありました。この日が、日本の反射鏡研磨の名人との出会いの日となりました。GFRP反射鏡筒として現代に蘇った夭折の天才の姿を、天体写真等でご紹介します。また、同時代に生きたキラ星のような天文家達を、同時期に製造されたクック25cm望遠鏡の話題と共にお送りします。

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