1934年11月27日 メシエ33
「其後御無沙汰致居候 去17日朝大阪着 箕面に参候節 御伺致さんかと存候ひ(へ)しも 午后花山へ参る豫(予)定有之 時間少き為失禮(礼)仕候 18,19日在京の旧友の東道にて洛外に*清遊 20日朝帰宅仕候 昨今とんと珍らしき天象も無之様かと 無為に過し申候 流星は或は昨年より多きかと存候も 夜中起きは本年はやめ申候 小遊星写真を始め候も 小口径にてはあまり宜(よろしく)も無之と存居候 敬具 又1月御拝眉の期を可得かと存居候 昭和9年11月27日」
*清遊(世俗を離れて風流な遊びをすること)
小遊星141番と渦状星雲メシヤ33番 1934年11月9日撮影 知新観象台
(資料は伊達英太郎氏天文写真帖より)
*崩し字の解読は、柴田哲男様(三木古文書研究会)にしていただきました。
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2025.05.27 23:51
2025.05.25 12:36