2022.07.30 21:401939年(昭和14)1月の太陽黒点写真 1938年(昭和13)12月の太陽黒点写真は、ありませんでした。 「天界」(第214號)には、伊達英太郎氏の「観測手引き(4) 太陽観測上の注意」が掲載されました。
2022.07.27 12:101938年(昭和13)10月の太陽黒点写真 伊達英太郎氏の貴重なレガシー(遺産)である、11.5cm無メッキ反射望遠鏡による太陽黒点写真をご紹介します。 今回は、1938年(昭和13)10月分です。 伊達氏は、1927年(昭和2)10月より、眼視による太陽黒点観測を11年間続けました。また、1939年(昭和14)より、清水真一氏の代わりに太陽写真観測を行うことになりました。 1938年(昭和13)10月をもって、伊達氏は眼視による観測を打ち切りました。眼視と写真による観測が行われた、記念すべき最後の月の記録です。
2022.07.22 05:10戦前の南炭屋町 伊達英太郎氏(1912~1953)は、1932年(昭和7)12月、転地療養のため兵庫県川辺郡雲雀ヶ丘に転居しました。上の写真は、生家があった大阪市南区南炭屋町で撮影された伊達氏の観測所の様子です。現在の町名は、大阪市中央区西心斎橋1~2丁目にあたります。 伊達氏が15歳の時とすると1927年(昭和2)、19歳とすると1931年(昭和6)頃となります。
2022.07.21 23:05「アマチュア天文学の父 山本一清」 2022年7月14日と21日、NHK BSプレミアム コズミックフロント「アマチュア天文学の父 山本一清」が放映されました。戦前の天文同好会や東亞天文協会の歴史は、まるでドラマだなと私は感じていました。この放映を知った時、一人「我が意を得たり」と嬉しくなりました。 「日本の天文学黎明期に、アマチュア天文家の育成に力を注いだ山本一清。山本の情熱に導かれるように「天体発見王」や「レンズ和尚」と呼ばれた数々のアマチュアが誕生した。さらには「世紀の大すい星」を発見した伝説のアマチュア天文家まで! 番組では、山本に関する数多くの資料をもとに、その生涯をドラマ化。山本一清とアマチュアたちが築き上げた、現代に続く日本の天文学の軌跡をたどる。」(NHKBSプレミアム...
2022.07.15 09:53倉敷天文台100周年(6) 金星の月面経過の写真がそうですが、伊達資料の写真の謂れが分かると興味が増します。今回の話題もその一つです。倉敷天文台(1)と写真が重複して恐縮です。